2011年度 |
2022.4.28更新(9R) |
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2011年度導入車の概要
この年度に導入された車両に関しては、次に示す資料と、年度内に導入された車両を踏まえると、次の陣容になるものかと思われます。
・北陸鉄道(株)第100期 有価証券報告書
・加賀市予算書(平成23年度当初予算)[資料1]
・加賀市決算書(平成23年度)[資料2]
●金沢地区
2011年7月、県内特急バス、県外高速バスにおいて、次に示す通りの新車が導入されました。
・北陸鉄道㈱:県内特急バス(特急小松空港線)向け3両
・北鉄金沢中央バス(株):県外高速バス向け(富山線)1両
納車時期に関しては、公式資料より2011年7月27日に納車された事が分かります。[資料3] 北鉄金沢中央バス(株)(現:北鉄金沢バス(株) 中央営業所)の県外高速バス用途としては、初の流線型カラーを纏うエアロエースとなりました。
2011年11月、北陸鉄道(株)に8両、ほくてつバス(株)に8両、加賀白山バス(株) 野々市営業所に1両の新車が導入されました。いずれも納車時期に関しては、各資料より2011年11月21日である事がわかります。[資料4][資料5]ふそう製ボディの一部で以前から長尺を選択していたワンステップバスにおいて、日野ブルーリボンⅡも長尺に揃える形となりました。
翌月には加賀白山バス(株) 鶴来営業所にて、中型ワンステップバスの新車が1両導入されました。納車時期が明記された公式資料は確認できていませんが、「バスマガジンvol.71」によれば2011年12月19日に登録されたとの記載があります。よって、同年12月頃に納車されたものとみられます。
●能登地区
2012年1月頃、北鉄奥能登バス(株)に中型ノンステップバスの新車が1両導入されました。納車時期が明記された公式資料は確認できていませんが、「バスマガジンvol.71」によれば2012年1月27日に登録されたとの記載があります。よって、同年1月頃に納車されたものとみられます。
●加賀地区
翌年1月頃には、加賀温泉バス(株)に中型ノンステップバスの新車が1両導入されました。納車時期が明記された公式資料は確認できていませんが、「バスマガジンvol.71」によれば2012年1月27日に登録されたとの記載があります。よって、同年1月頃に納車されたものとみられます。
また、同社の運行エリアとなる加賀市の決算資料によれば、導入にあたって加賀市より1430万円の補助金が交付されています。[資料2]
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型式写真
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↑三菱"エアロエース"(LKG-MS96VP) トイレ無し4列(T字窓) 用途:富山線・特急小松空港線(新製当初) |
↑ 新長期ポスト規制に適合した旨のステッカーがリアに貼り付け 能登地区移籍後の姿 |
型式写真 |
↑日野"ブルーリボンⅡ"(LKG-KV234Q3) 北鉄グループ初の長尺KV234ワンステップ。 |
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↑三菱"エアロスター"(LKG-MP35FP) ほくてつバス(株)導入分としては初の長尺となった。 |
※2019.8施工と思われるリアの所属表記貼付後 |
新製車配置表
*三菱は全てワンステップ仕様で導入*
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⇒前年度からの仕様変更点[●:メーカー側による仕様変更 ○:導入事業者側による仕様変更]
<共通>
○ホイールのアイボリー塗装が廃され、無塗装となる。
○座席の色が青をベースに、赤・朱・水色・緑・桃色の四角模様が入ったデザインに変更。
<三菱>
●平成21年排出ガス規制(ポスト新長期規制)及び、重量車燃費基準適合に伴い、形式が[LKG-]に変更。
●上記排ガス規制適合と同時に、トランスミッションがMTからATへ変更。
○APに限って装備されていたデイライトが全車に装備される。
○中扉以後の座席配置において、ほくてつバス(株)導入分でも2人掛け4列、背もたれの高さが均等になった形態に変更。
○中扉以後の床の形状が、グループ共通で座席が全て2段目に設置され、3列目まで1段目の通路がある形状に統一。
○最後部座席の中心部に配置されていた肘掛が廃止。
<日野>
●平成21年排出ガス規制(ポスト新長期規制)適合に伴い、形式が[LKG-]に変更。
○前面のライト周りの塗装が再び黒に戻る。
○ノンステップ仕様の特徴であった、最後部座席両端に設置されていた肘掛けが省略される。
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型式写真 |
↑日野レインボーⅡ(SKG-KR290J1)
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前年度からの仕様変更点[●:メーカー側による仕様変更] ※2010年度導入の日野レインボーⅡで比較
<共通>
●平成22年排ガス規制に適合。
⇒この適合に伴い、型式名が[SKG-]に変更。
○座席の色が青をベースに、赤・朱・水色・緑・桃色の四角模様が入ったデザインに変更。
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