2008年度 2023.5.22更新(7R)
目次
概要

2008.7.24導入分(小松バス)

2008.10導入分(北陸鉄道・ほくてつバス・北鉄金沢中央バス・加賀白山バス)

2009.1.26導入分(北鉄能登バス)
2008年度導入車の概要
●金沢地区
 2008年10月、北陸鉄道(株)に9両、ほくてつバス(株)に8両、北鉄金沢中央バス(株)・加賀白山バス(株)に2両ずつが導入されてました。 石川県立図書館貯蔵の【ほくてつ】には、北陸鉄道㈱(日産ディーゼル・周遊向け)、ほくてつバス㈱が2008年10月号に、北陸鉄道㈱(三菱ふそう)・北鉄金沢中央バス(株)・加賀白山バス(株)が2008年11月号にて、それぞれ導入された旨の内容が記載されております。

●能登地区
 2009年1月26日、北鉄能登バス(株) 羽咋営業所に中型ノンステップバスが1両導入され、羽七東線や富来線で運用が開始されました。

●小松バス㈱
 2008年7月、一般乗合バスの新車として、1両の中型ノンステップバスが導入されました。北國新聞2008年7月26日朝刊にて、24日に導入された旨の報道がされています。

2008年7月24日導入分
型式写真


↑日野"レインボーⅡ"(PDG-KR234J2)
小松バス㈱初のレインボーⅡが導入。


※ウインドバイザー取り付け後
乗降中表示機において、車椅子表記のある大型タイプを採用している点が、北鉄バスとの大きな相違点。
社番シャーシメーカーボディメーカー車種現行配置登録ナンバー新製後の変化
793日野自動車ジェイ・バス 宇都宮工場PDG-KR234J2北鉄加賀バス 小松石川230あ823
社番シャーシメーカーボディメーカー車種新製配置登録ナンバー新製後の変化
823日野自動車ジェイ・バス 宇都宮工場PDG-KR234J2小松バス石川230あ823

2008年10月導入分
型式写真


↑日野"ブルーリボンⅡ"(PKG-KV234N2)
加賀白山バス(株)導入分は、ライト周りも赤塗装となった"赤面"に。


※2019.8施工と思われるリアの所属表記貼付後

↑三菱"エアロスター"(PKG-MP35UM)
前回導入分と比べ、スモークガラスの色調が薄めとなった。

※2019.8施工と思われるリアの所属表記貼付後

↑日産ディーゼル"スペースランナーA"(PKG-AP35UP)
ふそうボディとしては初の長尺ボディとなった。

補助ブレーキランプ無しという、エアロスターと同様の外見に。

~Comig Soon~(周遊時代は撮れずじまいに。。)
↑日野"ポンチョ"(BDG-HX6JLAE)
従来のレトロバスを意識したライト配置・屋根が特徴的。

~Comig Soon~(周遊時代は撮れずじまいに。。)
新製車配置表 2008.10導入分
*三菱は全てワンステップ仕様で導入*
社番シャーシメーカーボディメーカー車種現行配置登録ナンバー新製後の変化
38-804三菱ふそうバス製造三菱ふそうバス製造PKG-MP35UM北鉄金沢バス 中央金沢200か810
38-805三菱ふそうバス製造三菱ふそうバス製造PKG-MP35UM北鉄金沢バス 北部金沢200か346
38-806三菱ふそうバス製造三菱ふそうバス製造PKG-MP35UM北鉄金沢バス 北部金沢200か347
38-807三菱ふそうバス製造三菱ふそうバス製造PKG-MP35UM北鉄金沢バス 北部金沢200か348
38-808三菱ふそうバス製造三菱ふそうバス製造PKG-MP35UM北鉄金沢バス 中央金沢200か353フォグランプ交換施工
38-809三菱ふそうバス製造三菱ふそうバス製造PKG-MP35UM北鉄金沢バス 中央金沢200か354フォグランプ交換施工
38-810三菱ふそうバス製造三菱ふそうバス製造PKG-MP35UM北陸鉄道 金沢金沢200か357フォグランプ交換施工
38-811三菱ふそうバス製造三菱ふそうバス製造PKG-MP35UM北陸鉄道 金沢金沢200か358
28-812日野自動車ジェイ・バス 宇都宮工場PKG-KV234N2北陸鉄道 東部金沢200か355
28-813日野自動車ジェイ・バス 宇都宮工場PKG-KV234N2北陸鉄道 東部金沢200か356
28-814日野自動車ジェイ・バス 宇都宮工場PKG-KV234N2北鉄金沢バス 中央金沢200か350
28-815日野自動車ジェイ・バス 宇都宮工場PKG-KV234N2北鉄白山バス石川200か839
28-816日野自動車ジェイ・バス 宇都宮工場PKG-KV234N2北鉄金沢バス 中央金沢200か800
28-817日野自動車ジェイ・バス 宇都宮工場PKG-KV234N2北鉄金沢バス 中央金沢200か806
28-818日野自動車ジェイ・バス 宇都宮工場PKG-KV234N2北鉄金沢バス 中央金沢200か811
28-819日野自動車ジェイ・バス 宇都宮工場PKG-KV234N2北鉄白山バス石川200か586
18-820日産ディーゼル工業三菱ふそうバス製造PKG-AP35UP北陸鉄道 南部石川200か576フォグランプ交換施工
18-821日産ディーゼル工業三菱ふそうバス製造PKG-AP35UP北陸鉄道 南部石川200か577フォグランプ交換施工
18-822日産ディーゼル工業三菱ふそうバス製造PKG-AP35UP北陸鉄道 南部石川200か578フォグランプ交換施工
18-823日産ディーゼル工業三菱ふそうバス製造PKG-AP35UP北陸鉄道 南部石川200か579フォグランプ交換施工
28-824日野自動車ジェイ・バス 小松工場BDG-HX6JLAE加賀白山バス石川230あ8242016.10
加賀白山バスへ移籍
流線形カラー再塗装併施
社番シャーシメーカーボディメーカー車種新製配置登録ナンバー新製後の変化
38-804三菱ふそうバス製造三菱ふそうバス製造PKG-MP35UMほくてつバス 北部金沢200か345
38-805三菱ふそうバス製造三菱ふそうバス製造PKG-MP35UMほくてつバス 北部金沢200か346
38-806三菱ふそうバス製造三菱ふそうバス製造PKG-MP35UMほくてつバス 北部金沢200か347
38-807三菱ふそうバス製造三菱ふそうバス製造PKG-MP35UMほくてつバス 北部金沢200か348
38-808三菱ふそうバス製造三菱ふそうバス製造PKG-MP35UM北鉄金沢中央バス金沢200か353
38-809三菱ふそうバス製造三菱ふそうバス製造PKG-MP35UM北鉄金沢中央バス金沢200か354
38-810三菱ふそうバス製造三菱ふそうバス製造PKG-MP35UM北陸鉄道 金沢金沢200か357
38-811三菱ふそうバス製造三菱ふそうバス製造PKG-MP35UM北陸鉄道 金沢金沢200か358
28-812日野自動車ジェイ・バス 宇都宮工場PKG-KV234N2北陸鉄道 東部金沢200か355
28-813日野自動車ジェイ・バス 宇都宮工場PKG-KV234N2北陸鉄道 東部金沢200か356
28-814日野自動車ジェイ・バス 宇都宮工場PKG-KV234N2ほくてつバス 北部金沢200か350
28-815日野自動車ジェイ・バス 宇都宮工場PKG-KV234N2ほくてつバス 北部金沢200か351
28-816日野自動車ジェイ・バス 宇都宮工場PKG-KV234N2ほくてつバス 南部石川200か583
28-817日野自動車ジェイ・バス 宇都宮工場PKG-KV234N2ほくてつバス 南部石川200か584
28-818日野自動車ジェイ・バス 宇都宮工場PKG-KV234N2加賀白山バス 野々市石川200か585
28-819日野自動車ジェイ・バス 宇都宮工場PKG-KV234N2加賀白山バス 野々市石川200か586
18-820日産ディーゼル工業三菱ふそうバス製造PKG-AP35UP北陸鉄道 南部石川200か576
18-821日産ディーゼル工業三菱ふそうバス製造PKG-AP35UP北陸鉄道 南部石川200か577
18-822日産ディーゼル工業三菱ふそうバス製造PKG-AP35UP北陸鉄道 南部石川200か578
18-823日産ディーゼル工業三菱ふそうバス製造PKG-AP35UP北陸鉄道 南部石川200か579
28-824日野自動車ジェイ・バス 小松工場BDG-HX6JLAE北陸鉄道 金沢金沢230い1104
2009年1月26日導入分
型式写真


↑日野"レインボーⅡ"(PDG-KR234J2)
レインボーⅡとしては初の赤面となった。

~Comig Soon~
社番シャーシメーカーボディメーカー車種現行配置新製配置登録ナンバー新製後の変化
29-834日野自動車ジェイ・バス 宇都宮工場PDG-KR234J2北鉄能登バス 羽咋左記同様石川230あ834

車両解説
□日産ディーゼル スペースランナーA(PKG-AP35UP)
変更点[●:メーカー側による仕様変更 ○:導入事業者側による仕様変更]
 基本的には2008年2月導入分の仕様を踏襲しているものと見解しています。

○架装メーカーの変更
 ボディが三菱ふそうバス製造によるものに変更となり、ブランド名が「スペースランナーA」となりました。これは三菱ふそうと日産ディーゼル工業との相互OEMが開始された事に起因しています。
○車内レイアウト
 MP35/AP35シリーズにおいて初の長尺ボディとなり、座席のレイアウトは同期のMP35UMに準じたものとなりました。なお、翌年度導入分より中扉以降の座席が2人掛け4列+4人掛けに変更されている為、このレイアウトは2008年度導入車限りとなりました。



同車種の車内レイアウト

車両の動向
 日産ディーゼルの長尺ボディを継続して導入してきた北陸鉄道㈱ 南部支所ですが、三菱ふそうとのOEM開始と同時に「スペースランナーA」に変更される流れとなりました。同車種に変更された後も、2010年度まで導入が継続されましたが、長尺ボディ+ゆとりある座席レイアウトという組み合わせは、2008年導入車固有の組み合わせとなっています。


□日野ブルーリボンⅡ(PKG-KV234N2)
変更点[●:メーカー側による仕様変更 ○:導入事業者側による仕様変更]
 2008年10月に加賀白山バス㈱導入分(現:北鉄金沢バス㈱ 野々市営業所)へ導入された分のみ、管理人が確認できている点として、下記の内容が挙げられます。

○ライト間の塗装変更
 ライト周りの黒塗装が廃されました。

車両の動向
 2008年10月新車の加賀白山バス㈱導入分より、ライト周りの黒塗装が廃された"赤面"となり、他社導入分との大きなアクセントとなりました。塗り分けが省略可能になる利点を活かしたのかは憶測の域を出ませんが、後にこの形態の正面は、金沢地区のほくてつバス㈱(いずれも翌年度まで)を除くグループ会社導入向けで継続される事となりました。


□日野レインボーⅡ(PDG-KR234J2)
変更点[●:メーカー側による仕様変更 ○:導入事業者側による仕様変更]
 2008年7月導入分の小松バス㈱導入分の変更点に関しては、北國新聞7月26日朝刊によると、下記の内容が挙げられます。

○スモークガラスの採用
 小松バス㈱に所属する一般乗合バスにおいて、初のスモークガラスが装備された車両となりました。

 また、記載されている内容以外にも、管理人が確認できている点として、下記の内容が挙げられます。この時の導入から、北鉄バスとの間で車内の装備品に相違点が出てくるようになりました。

○乗降中表示機
 小松バス㈱導入分に関しては、車椅子が表記された大型タイプが採用されました。北鉄グループバスでの導入事例としては、2005年度、2006年度にほくてつバス㈱へ導入されたKV234と同様となります。
○降車ボタンの変更
 全箇所において、レシップ製「KSP-450」に変更されました。前回導入分の日野レインボーである622では、オージ製「WS-260」が採用されていました。
○手すりカバー省略
 車内に設置されている手すりにおいてカバーが省略されるようになり、朱色に直接着色された仕様となりました。

 2009年1月に北鉄能登バス㈱へ導入された分の変更点に関しては、管理人が確認できている点として、下記の内容が挙げられます。

○ライト間の塗装変更
 ライト周りの黒塗装が廃されました。

車両の動向
 2008年10月新車の加賀白山バス㈱導入分と同様、ライト周りの黒塗装が廃された"赤面"となりました。この時を境目に、能登地区と加賀地区に導入されたレインボーⅡは、赤面というスタイルがしばらく続きました。


□日野ポンチョ(BDG-HX6JLAE)
変更点[●:メーカー側による仕様変更 ○:導入事業者側による仕様変更]
 2008年10月導入分の「城下まち金沢周遊バス」専用車に関しては、従来コミュニティバス専用車として導入されてきた車両との相違点として、管理人が確認できているものは、下記の内容が挙げられます。

○「城下まち金沢周遊バス」向けカスタマイズ
 「城下まち金沢周遊バス」向けの導入にあたり、従来のレトロバスと合わせるような形で、次に示すようなカスタマイズが施されています。
 
現在でも確認可能な内容  
・ヘッドライト、フォグランプ、ウインカーランプが独特な丸形に。  
・ライト間にエンジングリル風の飾りを取り付け。  

現在では確認不可能な内容  
・前頭部に「チーン」と鳴るベルの取り付け。  
・屋根上に緑と白の入った立体オブジェクトの取り付け。  
 正面には「Kanazawa Loop Bus」と金文字で表記。  
 
○スモークガラスの採用
 北鉄グループのポンチョとしては、初のスモークガラス搭載車となりました。
○つり革の形状変更
 従来の丸型から三角形(角が付いているタイプ)に変更されました。北鉄グループの一般乗合バスにおいて、三角形のつり革が採用されたのは、この車両が初となりました。
○降車ボタンの変更
 ポンチョとしては初のオージ製「WS-260/262」採用車両となりました。なお、コミュニティバス専用車では、この車両が導入された後もレシップ製「KSP450」が継続して採用されています。

車両の動向
 城下まち金沢周遊の輸送力増強(従来の15分間隔から12分間隔に変更)に伴って導入された28-824は、ポンチョながらもレトロバスを意識したかのようなライト配置や車内など、周遊バスならではの特徴を醸し出しておりました。

 2016年4月改正時の全便大型化に伴い、加賀白山バス(株)へ移籍し、流線形カラーに再塗装されましたが、独特なライト配置はそのまま保持している為、周遊バス仕様としての名残が今でも見られます。


□三菱エアロスター(PKG-MP35UM)
変更点[●:メーカー側による仕様変更 ○:導入事業者側による仕様変更]
 基本的には2008年2月導入分の仕様を踏襲しているものと見解しています。

車両の動向
 前年度に北鉄金沢中央バス㈱(現:北鉄金沢バス㈱ 中央営業所)初のMP35シリーズとなるPJ-MP35JMが導入されたのに続き、モデルチェンジされたエアロスターも新製投入される流れとなりました。しかし、結果的にPKG-MPが新製導入されるのはこの時が最後となりました。

 この時に導入された車両は、金沢ナンバー管内の営業所に配置されましたが、2014年ダイヤ改正で38-804が移籍し、この時に導入されたエアロスターとしては唯一、石川ナンバー管内の営業所に所属する車両となりました。


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