1992年度導入車の概要
この年度に導入された車両に関しては、次に示す資料と、年度内に導入された車両を踏まえると、次の陣容になるものかと思われます。
・北陸鉄道(株)第81期 営業報告書
営業報告書に関する詳細内容は、次のリンク先も合わせてご覧頂ければと思います。
→[リンク]
●金沢地区
1992年4月、県内特急バス、貸切バスにおいて、次に示す通りの新車が導入されました。
・北陸鉄道㈱:貸切バス2両(中型車)
納車時期に関しては、公式資料より1992年4月22日である事が分かります。[資料1]
同年6月には、県外高速バス用途の車両更新のため、次に示す通りの新車が導入されています。
・北陸鉄道(株):県外高速バス5両(名古屋線)
納車時期に関しては、公式資料より6月1日である事がわかります。[資料3] フロントガラスに流線型スタイルが採用されたのが大きな特徴です。[資料10]
同年8月には、日野製貸切バスが3両導入されました。納車時期に関しては、公式資料より7月17日である事が分かります。[資料4] 衛生テレビを受信できる観光バスというのは、石川県内ではこの車両が初でした。
8月の導入に加え、10月までにも日野製貸切バスが2両導入されています。こちらの納車時期に関しては、公式資料に導入時の記事が無く分かりませんが、登録ナンバーからしてこの時期に導入されたものと考えられます。
同年10月には、低床冷房車(大型)が6両、三菱ふそう製貸切バスが3両導入されました。納車時期に関しては、いずれも公式資料より10月初旬~中旬にかけて行われている事がわかります。[資料5] モデルチェンジされたエアロバスは、この時の貸切バス向け新車が初となりました。
同年11月には、低床冷房車(中型)に2両の新車が導入されました。納車時期に関しては、公式資料より11月24日である事がわかります。なお、3両が導入されたという記載が見受けられますが、前後の社番からして誤植と見られます。[資料6]
また、同じ時期にして三菱ふそう製貸切バス「カラオケステージバス・サウンドドリーム」が導入されています。ステージ専用の折り畳み席やカメラ、ミラーボール、スポットライト、各音響のスピーカーなどの装備と、カラオケ用途に特化した設備となっています。11月28日に「乙田修二先生と共に会員募集の旅」にて、早速同車が用いられています。[資料7][資料11][資料12] 当時、同車が掲載されていたパンフレットによると、運転席の後ろにステージ専用の折り畳み席が備わっていたようです。
翌年3月には低床冷房車(大型)に17両、空港特急用に日野製2両の新車が導入されました。納車時期に関しては、3月中旬から下旬にかけて行われている事が分かります。 加賀営業所に配置された空港特急用(23-347)のみ、運賃表示と停留所案内が表示された「テレビ案内システム」を試験的に導入しています。[資料9] 低床冷房車に関しては、側面方向幕がそれまでの上下で分離していた構造から、一体の構造に変更されたのが特徴です。
●能登地区
1992年4月、奥能登地区(能登営業所輪島支所、曽々木支所)の特急バス向けに日野製2両の新車が導入されています。納車時期に関しては、公式資料より1992年4月22日である事が分かります。[資料2]
1992年4~6月頭頃、能登営業所の特急バス向けに日野製3両の新車が導入されています。公式資料には導入時の記事がありませんが、登録ナンバーから前述した時期に行われたものと思われます。[補足1]
1992年11月、奥能登地区(能登営業所輪島支所、曽々木支所)の特急バス向けに三菱ふそう製5両の新車が導入されました。納車時期に関しては、11月20日に行われていることが明記されています。[資料8]
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